2016年03月31日

今月の一作(ぴっかりP作品)

ぴっかりP

 違和感のない改変は、時として改変前を知っている人を驚かせ、又、そういう仕様になったのかと錯覚させるものだと思います。場合によっては、改変前を知っている故に何度か観てやっと気付くというという人もおられるかもしれません。
ましてや予備知識のない人が、観たら、
「アイマスは、こういう事が出来るんだ」
と思ってしまうこともあるかと思います。
念の為ながら、アイマスは、ゲームに別作品楽曲の登録などが可能であり、且つ、登録などすれば、その曲に合せて踊ったり、口パクするゲームではありません。ちなみにニコマス作品を追い始めた当初、私は、そのように勘違いしていました。
その様な過去に体験した勘違いを思い出させてくれたのが、本作品におけるアイドル達の口の動きと表情やダンス。観点を変えてみると自然すぎて気付けないのが、勿体無い位に思えてしまいます。
 そして、繰言になりますが、個人的にぴっかりP作品は、ライブ会場というよりも舞台を魅せてくれる作品だと思っています。本作品でも、その点が、徹底して貫かれているような気がします。
何故、舞台と感じられるのだろうか。
恐らく、私が、感じているライブと舞台との違いからくるような気がします。
ライブはメインとなる華が一つあって、その周辺に花が展開しているような雰囲気。
それに対し、舞台は、メインも周辺にも華が展開する雰囲気。
本作品のアイドルは、律っちゃんがメインになっていますが、みんな華として歌い踊っている。
その様に思えるからこそ、本作品を含めたぴっかりPの作品は、舞台を魅せてくれるように感じられる。
ただ、華ばかりとなると、各々の華が持っている雰囲気をお互いで消してしまうことがある様な気がします。
本作品は、そういった懸念を無意味であると思わせてくれる力を持っている。
それを特に強く感じさせてくれたのは、2分20秒と3分10秒でのメンバーが入れ替わるシーン。
入れ替わりでしっかりとメインメンバー以外の顔を観られた時の感動や喜びを体験できる。
しかも、かなり接近した形でアイドル達を魅入ることができる。
こういった体験をさせてくれるからこそ、先の懸念を吹き飛ばしてくれる。
本作品は、本当に素敵な舞台が表現されているように思います。 
posted by 桐野彰 at 20:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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